赤服日記 -35ページ目

オネエさま大興奮!

福岡フライト。

 

今回、ビジネスクラスで一緒に働いたのは男性香港人のオネエ系パーサー。いわゆる、見た目は男性、中身は女性ってやつです。性格はいたって陽気、親切でとても働きやすいパーサー。
 
この彼、かなりのおしゃべり好き。ギャレーは彼のワンマンショー状態。

 
「この前福岡に来たとき街を歩いてたらね、ワタシ突然お尻つかまれちゃったのよぉ~」と嬉しそうに話すオネエ系パーサー。

 
「それが忘れられなくてね、わざわざフライトを交換して今日福岡フライトなのぉ~」

 

お尻をつかまれて、そのあと何があったのかは聞きませんでした…。
 
福岡に到着し、ホテルに移動するバスの中から眺めた街はなにやらお祭りムード。その日は、毎年7月1日から15日まで繰り広げられる博多祇園山笠
の「流れ舁き」の夜だったのです。

 

そして翌朝。

 

空港へと向かう、信号待ちのバスの中。私はぼんやり外を眺めていました。
 
「キャ~!」例のオネエ系パーサーの黄色い声。
 
反対側の窓を見ると。

 

仕事帰りらしいホストの皆様計3名が乗ったタクシーが、隣でやはり信号待ち。愛想のいいホストの皆様、朝の光もまぶしい仕事明けだというのに、窓からこちらに向かって手を振ってくださっています。

 
オネエ系パーサーもぶんぶん手を振って応えています。かなりうれしそう。

 

しばらくして。

 

「ギャ~ッ!!!!」オネエ系パーサー、喜びに悶絶しています。

 

窓の外を見ると。
 
博多祗園山笠の「追い山」を早朝に終えた若者がたくさん集まっています。

 

しかも。

 

ふんどし、というのでしょうか、いわゆるTバック状態の若者たち。
 
大興奮のオネエさま、福岡でがっつり目の保養ができたようです。

テレビ番組のネット配信

日本でも、テレビ局による番組のネット配信が本格的に始まります。

日テレ、番組を有料配信

フジテレビ、有料オンデマンド動画配信を開始

 

12日の日経記事にもありましたが、世界で最初にテレビ番組のネット配信が始まったのが韓国。私がソウルに留学していた1999年頃には、すでにドラマをテレビ局のホームページから無料で視聴することができました。過去日記


現在は有料化されていますが(一部無料もあります)、地上波で放送したほとんどの番組をネットで見ることができます。
MBC(韓国文化放送) では定額なら月1万5000ウォン(1500円くらい)、1番組なら500ウォン(50円くらい)。

このビデオ・オン・デマンドの視聴スタイル、韓国ではかなり浸透しています。たとえば「すごく見たいテレビ番組が今日の午後7時から放送。でも仕事でどうしても見れない!」という時。

日本なら「録画して仕事が終わってからゆっくり」ということになります。しかしなかなか時間がなくて「たまるは録画DVDばかりなり」な状況も…。一方韓国では、好きな時に「ネットで手軽に番組を見る」のです。わざわざ録画しなくても、好きな番組を好きな時に見ることができる、というわけです。

この完全なるネット配信が可能なのは、ひとえに韓国での著作権のしくみが日本とは違うから。作家や脚本家へは個別に著作権使用料を払うのではなく、作家協会などの業界団体に一括払込。そして出演俳優やタレントには権利が発生しない、らしいのです。

 
しかし、12日の日経によれば、最近はこれで揉めていて、番組に人気俳優やタレントを使うことができないという状況もあるようですが…。

 

さて、日本でのネット配信。日テレでは「番組は1本3~15分間で100円均一とし、15分を超える番組は数本に分割する計画」とのこと。なんだか見るのがめんどくさそうです。1時間の番組だったら400円ということなんでしょうか?うーん。

 

日本でも著作権の問題をなんとか解決して「好きな番組を好きな時に好きな場所から見る」ことができればいいですね。海外からも日本のテレビ、見たいです。もちろん番組を分割とか、めんどくさいのはいやです。そしてもっと安くなれば…!

陸に上がった人魚@実況中継

季節は冬、南半球のオーストラリアです。

本日は現地より、実況中継でお伝えしています。

 

冬ということで、はりきって持ってきたニットなどの冬物衣料。

 

しかし到着してみたら全然寒くない!

 

急いで某オーストラリアサーファーブランドにてTシャツ、ビーサン、キャップを購入

  

おニューのビーサン(しかしメイドインチャイナ…)で向かったのはサンゴ礁、グレートバリアリーフのエイジンコートリーフ。

   

いつもは空の上ではたらく赤服。本日はウエットスーツに身を包み、海の中へ。勢いでスキューバダイビングをやることになりました。

 

自分の呼吸の音しか聞こえない海の中。ニモや、その他名前のややこしい熱帯魚たちを従えて、気分はもちろん人魚。足ひれをつけて、サンゴの海をふわふわヒラヒラ泳ぎます。

 

しかし。

 

陸に上がった人魚、自分の体の重さにびっくり。

 

声を失った人魚はダイエットを決意しました…。

 

再びしかし。

 

明日のフライトは祝満席予定。しかも昼間のフライトなのでお客様のおめめはサエサエが予想されます。

 

食べなきゃ飛ぶな、飛ぶなら食べろ。(赤服の格言)

 

ということで今から韓国料理、食べに行ってきます。

 

P.S 今回、こんなに楽しめたのは一緒にフライトしたとりさん のおかげです。ありがとう!


 

原油価格と大陸セレブ

原油価格。

 

高騰しています。

 

2001年には1バレル20ドル以下だった原油価格。この4年間で、多少の上下はありつつも上昇を続け、最近はなんと1バレル60ドル越えも。

 
単純計算して、4年前と比較して3倍になった航空燃料。現在では航空会社のコスト全体に占める燃料費の割合はかなり高くなっています。

 

航空会社が世の中からなくなることは決してありません。しかしこの原油価格高騰で、消えていく航空会社もある、でしょう。たぶん。

 

中国の経済成長も原油価格高騰の理由のひとつ。

 

自転車で走る中国の人々、というイメージも今は昔。彼らは自転車を捨て、自動車に乗り変えています。

 

テレビ、エアコン、そしてパソコン。電力消費量はどんどん増え、石油消費量もうなぎのぼり、というわけです。

 

香港の航空会社で働いていると、中国の経済成長、彼らのとんでもないお金持ちっぷりを肌で感じます。

 

香港の街を歩けば。

 

カルティエ、シャネルなどのショップを覗くと大陸からの観光客で大賑わい。彼らはそこで半端でない額の買い物をするのです。

 

そしてLAフライトに乗務すれば。

 

ファーストクラスに大陸の家族づれ。小さな小学生くらいの子供にもファーストクラスの席を買い与えています。

 

ファーストクラスに乗ってラスベガスへギャンブルに

 

素朴な服装と食事マナー、見た目は到底、リッチには見えないのです。

 

しかし彼らは桁違いのお金持ち、大陸セレブなのです…。

頑張る!?日本の中年男性

名古屋フライト。

 

私はビジネスクラスを担当し、サービスが終わって一息ついた頃。エコノミークラスで働いていた日本人の赤服の先輩がやってきました。

 

「『あなたの心が欲しい』って英語でどう言えばロマンティックかな」

 

聞くと、日本人中年男性のお客様に尋ねられたとのこと。

 

その男性、香港で乗り継いでベトナムに行くといいます。

 

名古屋-香港間のフライトなのに「留守番の女房への土産だ」と、わざわざ言い訳して(荷物になるのでお土産は帰り便での買うのが普通)Diorの香水も機内販売で購入済み。

 

どうもベトナムの綺麗なおねいさんの口説き文句を、英語でキメたいらしいのです。

 

そのお客様はまったく英語が駄目なので、なるべくシンプルに、しかしロマンティックにという注文つき。

  

私と先輩、香港人の赤服の女の子たち、そしてマレーシア人の紫服 のお姉さんも巻き込んでああでもない、こうでもないと相談。

 

「『I want your heart』でいいんじゃないの」「いや、それだとロマンティックじゃない」とか「ちょっとひねって『あなたのハートを盗みたい』にしたら」などいろいろな意見がでました。

 
しかし、経験豊富な紫服のお姉さんの一言で決まり。

 
「私なら『My heart is all yours』って言われたらメロメロよ」

 
日本語に訳せば「オレのハートはすべてお前のものさ」てな感じでしょうか。

 

マレーシア人、香港人、日本人の混合チームで考えた究極の口説き文句。

 

日本人中年男性のお客様、ベトナムの綺麗なおねいさんは口説けたのでしょうか。